湖畔に春を呼び込む木蓮花
Published:2021-03-01
冬がとおく去り 春が帰ってきたら
金鶏湖畔の春は絵に描いたように
暖かい陽を受けた木蓮花が次々と咲き誇る
「小さな鳥巣」蘇州文化芸術センターの傍らで
湖面へと伸びる木蓮花
開花の時期は通常2月から3月だが
7月から9月にも返り咲きするのだ
皎々たる木蓮花は春の風物詩
木蓮花の香りを嗅げば春の味わいを知る
柔らかな風が花を撫で揺らせば
清々しい香りが立ち込める
豊子恺さんはこう言う
春は一年の中で最も楽しい季節なのだと
春はどんなものかと言うと
ともあれ他を見る必要はない
あの一本のハクモクレンの木があれば十分なのだ
なぜなら春がその全ての美しさを
ハクモクレンに託し咲かせているから
今年は春の訪れが早い
木蓮の開花時期も大きく前倒している
春のうららに乗じて
金鶏湖畔までお花見に行こう
暖かい春になって咲き誇る
色とりどりの花が目を魅了する
文化芸術センター 金鶏湖大橋の下 香樟園付近には
至る所に木蓮花の可憐な姿がある
金鶏湖畔はなんと芳しい!
この世に足早にやってきた春の光は決して裏切らない
この木蓮花の約束があるうちに
金鶏湖畔で会いましょう
出典:恋する金鶏湖
翻訳:長尾杏樹、劉琳